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地球温暖化を防ぐ 自然環境を守る |
生態系の価値と機能森林・草原・淡水・海洋など、ひとまとまりの空間を生態系と言います。それぞれの生態系は、野生生物の生息地として生物多様性の維持に重要であるだけではありません。人間の生活にとっても、以下のような価値や機能があります。
自然環境の破壊と生物の絶滅約1300人の世界の科学者が約4年間かけてまとめ、2005年に発表された「ミレニアム生態系評価」では、自然環境の変化について以下のように報告しています。
このような自然環境の破壊によって、地球の歴史的には100万種あたり0.1〜1種だった絶滅の平均速度は、記録されていない種を含めると、現在は1000倍以上になっているものと推測されています。今世紀中には、ほ乳類の25%、鳥類の12%、両生類の32%が絶滅する恐れがあります。 自然環境の破壊の原因森林や草原などの陸上生態系の破壊の直接的な要因は、農地への転換を主とした土地利用の変化が最も大きいとされています。その影響の大きさは現在、温帯林では小さくなっているものの、熱帯林では急速に増加しています。 淡水生態系では、水管理の変更、汚染、外来種の導入が大きな要因となっています。 沿岸部では、都市の拡張、リゾート開発、港湾開発、養殖、工業地の開発、浚渫・干拓、護岸施設等の建造のほか、汚染が大きな要因となっています。 また、地球温暖化による影響も、生物種の分布、個体群の大きさ、繁殖や渡りの時期、森林などでの病害虫の発生などにおいて、すでに見られています。 自然環境の破壊による影響自然環境が破壊されることによって、水、健康、安全、社会関係など、人間の生活にもさまざまな影響を及ぼしています。
土壌の劣化、保水機能の低下、伝染病の流行、水質汚染などは、長い時間をかけて変化するため、影響が現れるまでに時間がかかることに注意が必要です。また、回復するまでの時間についても、例えば、破壊された自然環境が再生するまでに数百年かかります。 自然環境を守るための対策これまでの対策の問題点は、食糧や木材などの生産を増加させるといった短期的な利益の追求に集中し、土壌の維持、水供給、自然災害の緩和といった生態系の管理については、十分に考慮されてきませんでした。 政策面の対策としては、環境税や補助金の導入などが考えられますが、企業や消費者にも、生産物への表示、認証制度・環境ラベルの普及(例として、レインフォレスト・アライアンス認証コーヒー、FSC森林認証製品など)が期待されます。 参考書籍
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