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エコキュートは本当に省エネなのか?

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ポンプでお湯を沸かすから効率が高い

 家庭で消費されるエネルギーの約3割が給湯用です。家電や冷暖房だけでなく、給湯も省エネと地球温暖化対策において重要な分野と言えます。

 エコキュートは、ポンプで圧縮して高温になった空気によって、お湯を沸かす給湯器です。その際に消費する電力量と、得られるお湯の熱量の比がCOP(エネルギー消費効率)で、現在販売されているエコキュートのCOPは4.5〜4.9になっています。これは、消費電力エネルギーの4.5〜4.9倍の熱量のお湯が得られることを表しています。

 一方で、発電所のエネルギー効率は低いことが知られており、送電ロスを加えると、一次エネルギーの37%程度しか有効利用されてないと言われています。したがって、一次エネルギーから見たエコキュートのエネルギー効率は、0.37×4.5〜4.9=1.67〜1.81となります。

 さらに、メーカーから発表されているCOPはあくまで定格であり、実際の利用ではそれよりも低くなるとの報告もあります。これは、気温が低いほど多くのエネルギーが必要になることや、電気料金の安い夜間にお湯を沸かしてタンクに貯めておく設計になっているために、使うまでに間に放熱してしまうことが原因です。住環境計画研究所の報告によると、定格COP4.29の年平均実測COPは3.4〜3.8で、一次エネルギー効率は1.07〜1.18であると報告されています。最新の定格COP4.9で単純計算すると、一次エネルギー効率は1.22〜1.35程度になるものと思われます。

 それでも、ガス給湯器のエネルギー効率は0.8程度なので、エコキュートの方が3割以上省エネと考えられます。

住んでいる地域やライフスタイルに合わせて考える

 ただ、前述した通り、寒冷地ほど効率が低くなりやすく、お湯を使うまでの時間が長いほど効率が下がります。また、エネルギー効率を0.95まで向上させたガス給湯器「エコジョーズ」や、給湯とともにマイホーム発電もできる「エコウィル」を利用する選択肢もあるので、利用する地域やライフスタイルに合わせて考えるといいでしょう。

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